ディップホップ製法の概要と期待できる2つの効果について
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- 2025.02.21
- 2025.02.21

【目次】
ディップホップ製法とは
「ディップホップ製法」とは、麦汁の煮沸が終わって冷めた後に、ホップを添加する製法のことです。 一般的な製法では麦汁を作った段階でホップを添加します。一方、ディップホップ製法では煮沸後に冷めた麦汁にホップを添加する点が異なります。 ホップの添加を遅らせる製法には、「レイトホッピング」「ドライホッピング」があります。 しかしどちらにも長所・短所があり、思いどおりの香り付けをできないことも少なくありません。 しかしディップホップなら、レイトホッピングとドライホッピングの短所をカバーできます。 どちらの製法でも理想のビールが作れない場合に有効な製法です。ディップホップ製法の効果
それではディップホップ製法にはどのような効果があるのでしょうか? 具体的に2つの効果について見ていきましょう。効果1:良い香りを付与できる
まずディップホップ製法では、ビールに良い香り付けができることが大きなメリットです。 レイトホップ製法とドライホップ製法では、いずれも香り付けを重視しています。 しかしレイトホップ製法では麦汁が熱いうちにホップを加えるため、香り成分が逃げてしまいがちです。 そしてドライホップ製法では反対に、ホップに含まれる好ましくない香りが残ってしまうことがあります。 レイトホップ製法とドライホップ製法の中間にあり、効率よく好ましい香りをつけられるのがディップホップ製法です。 そのためそのほかの製法にて目指す香りを実現できなかったとき、ディップホップ製法を試してみると思いどおりの結果が得られるかもしれません。 ディップホップ製法でビールを製造すると、他の方法よりも優れた香りを付与できます。効果2:不快な香りを軽減できる
ディップホップ製法では、ドライホップ製法にありがちなミルセンの香りも除去できます。 ミルセンとはホップに含まれる、香り成分のひとつです。 ドライホップ製法ではミルセンが残ってしまうことが多いものの、アロマ成分としては好ましくないとされています。 つまりビールに不快感のある香りが残ってしまいやすくなるということです。 しかし、ディップホップ製法ではホップの添加によってミルセンが酵母に付着し、除去されやすくなります。 ディップホップ製法で製造されたビールは、不快な香りを軽減しながら、好ましい香りのみを残しやすい製法と言えるでしょう。ディップホップ製法は香りの良いビール製造方法
いかがでしたでしょうか? この記事を読んでいただくことで、ディップホップ製法とはどのようなものかがご理解いただけたと思います。 ディップホップ製法は不快な香り成分を除去し、好ましい香りだけを残す効果に秀でています。 香り高くおいしいビールを製造したいとお考えの方は、スペントグレインへお気軽にご相談ください。 スペントグレインではブルワリーの新規立ち上げをサポートしています。 ビールの成分分析や醸造家育成プログラムも提供していますので、ブルワリー成功の後押しのためにご活用ください。この記事の監修者

株式会社スペントグレイン
マーケティング担当者
兼 醸造アドバイザー/経営コンサルタント
<略歴>
大手経営コンサルティング会社へ就職し、地域経済の活性化に貢献するプロジェクトに多く携わり、食品やアルコールを通じた地域振興・施設開発を専門にコンサルティングを行う。経営アドバイザー・醸造アドバイザーとして地域密着型のクラフトビール事業の立ち上げから設備導入、経営戦略までを一貫して支援し、地元の特産品を活かしたビールづくりにも取り組んでいる。
<監修者から>
ビールの品質は、技術は当然のことながら、経営の安定からも生まれます。持続可能で収益性の高い事業運営を支援しながら、ビールの味わいを最大限に引き出すことが私の使命です。 良い設備がなければ、良いビールは生まれません。しかし、経営が安定してこそ、長期的に持続可能なビール文化を築けるのです。