TSUKUBA BREWERY 開業事例

実績紹介

導入事例~TSUKUBA BREWERY(つくばブルワリー)様~

「つくば市の魅力を詰め込んだ、100年先も愛されつづけるビールを造りたい」
この壮大な夢の実現に向けて、茨城県つくば市でクラフトビール造りに日々情熱を注いでいるのが、TSUKUBA BREWERY(つくばブルワリー)様です。

同醸造所は2020年に開業し、地域に根差したビールを造りながら、全国展開を叶えるため2024年に第二工場を新設しました。
これにあわせて、つくば市二の宮の醸造施設を筑波山麓に移転し、設備を一新しています。
その際、同醸造所が求めていた設備とは、一体どのようなものだったのでしょうか。
今回は、経営と醸造の両方を担っている、延時 崇幸様にお話を伺いました。

インタビュアー:第二工場を立ち上げるにあたって、どのような設備を求めていたのでしょうか?

延時様:最大の目的はビールの醸造量を増やすことだったので、それに見合う大きさのタンクは絶対に必要でした。
これまでは300Lのタンクを4基使っていたのですが、全国展開を見据えると、この設備では醸造量に心許なさを感じていたんです。
とはいえ、1,000Lを超えるようなタンクではなく、600L程度のタンクを複数導入しようと考えていました。
これは、あえて中型のタンクを導入することで、「醸造量を増やしながら、地元産の副原料と最新の醸造技術をうまく使って多彩なビールを次々と造れる」と思ったからです。

また、このような個性豊かなビールを造りつづけるうえでは、設備の操作性の良さも非常に重要なポイントでした。
というのも、第一工場で使用していた設備では手作業が多くて……、ビール醸造の各工程で、何をするにもとにかく手間がかかっていたんですよ。
だからこそ、「次こそは圧倒的に使いやすい設備を導入したい!」という強い想いがありました。

インタビュアー:旧設備と比較して、新設備で大きく変わった点はありますか?

延時様:なんといっても、作業効率が上がったこと、また挑戦したかった醸造方法に取り組めるようになったことですね。
先ほどもお話しした通り、以前までの設備では手作業が多く、一つひとつの工程をこなすのが大変で……。
たとえば、糖化や煮沸を行う際には、工程ごとに麦汁を専用タンクへ移す必要があり、以前はそのたびにホースを手動で外して洗浄し、別のタンクにつなぎ直していました。
しかし今は、すべてのタンクが配管でつながっており、レバーを回すだけで容易に麦汁の移送ができるようになっています。
もちろん、ホースを都度洗浄する手間もありません。
一見すると小さな変化に見えるかもしれませんが、作業効率が大幅に向上し、衛生管理もグッと楽になったので、実はとても大きな変化なんです。

ビール造りをある程度自動化できたことで、作業の負担が軽くなって本当に助かっていますね。
さらに、設備を一新したことで可能になったのが、“ステップマッシュ”とよばれる麦芽の糖化方法です。
ステップマッシュなら、麦芽を複数の温度帯で浸漬・加熱することで、より多くの糖分を抽出でき、麦芽の風味を十分に引き出せるんです。
これを成功させるには、温度管理が鍵を握ります。
そこで、新設備ではタンクとボイラーをつなぎ、タンク内の温度を段階的に上げられる仕組みを導入してもらいました。
その結果、細やかな温度管理が可能になり、これまでは難しかった複雑で深みのある味わいのビールを醸造することができています。
以前までの設備では到底できなかった方法なので、この点も大きく変わった部分です。

インタビュアー:醸造設備を導入するにあたって、スペントグレインを選んだ理由を教えてください。

延時様:一番の理由は、スペントグレインさんが現役の醸造家の方によって運営されていることですね。
実際にビール造りにも携わっている方なら、設備や醸造に関して豊富な知識があるのは明白なので、「ビール造りで困ったらすぐに相談できる」という安心感がありました。
またそれだけではなく、醸造家仲間からの評判が非常に高かったことも理由の一つです。
実は第二工場の立ち上げにあたって、仲間の醸造所を回り、どのような設備を使っているのかを見せてもらったんですよ。
そのなかには、スペントグレインさんの設備を導入している醸造所もありました。
実際に使っている方々に話を聞いてみると、皆さんが口を揃えて「とにかく使い勝手が良い!」と評価していたのが印象的でした。

私自身、それを聞いて「おいしいビールを造りつづけている方々が太鼓判を押すなら、きっと間違いないのだろう」と思ったのを覚えています。
さらに、仲間の醸造所をはじめ、全国50か所以上の導入実績があるという事実も、信頼の裏付けになりましたね。
「これだけの支持を集めているのだから、スペントグレインさんなら安心して設備を任せることができる」と思い、依頼を決断しました。

インタビュアー:スペントグレインに依頼して良かったことはなんですか?

延時様:やはり、醸造規模が大きくなった今でも、私自身の理想とするビールを変わらず造りつづけられていることです。
地元産の副原料を使用した、すっきりとした苦みのあるビールや、まろやかな味わいのビールなど、多様なスタイルで醸造できています。

また、ステップマッシュが可能な設備を導入してもらったおかげで新たなチャレンジもでき、醸造家としての発想の幅も大きく広がりました。
そのほか醸造設備に関しては、スペントグレインさんと相談したうえで、“ホップガン”という設備を導入できたのも良かったですね。

あまり聞きなじみがないかもしれませんが、ホップガンとは簡単に言うと、ビールにホップの香りや風味をより強く移せるタンクのことです。
これを使うと、通常はホップの香りと風味を麦汁に移すのに3日程度かかるところを、わずか3~4時間で完了できるんですよ。
少人数でもスピーディーにビールを醸造できるので、とても重宝しています。

ホップガンの導入もあり、醸造量を増やしても作業効率が低下することは一切なく、むしろ以前に比べて効率よくビールを造れている点は本当にありがたいですね。
これもスペントグレインさんが作業効率を重視して、設備の選定をサポートしてくれたからこそだと思います。

インタビュアー:現在使用しているなかで、特に気に入っている設備はありますか?

延時様:特に気に入っているのは、ビール醸造になくてはならない煮沸タンクですね。
私たちの醸造所で使っている煮沸タンクには冷却機能が備わっていて、煮沸した麦汁を狙った温度まで急速に下げられるんです。
これによって、ホップの苦みを抑えながら香りだけを麦汁に移せるので、香り高く飲みやすいビールを造ることに成功しています。

また、冷却スピードが上がったことで、オフフレーバーとよばれる不快な味や香りを抑えられるようになりました。
オフフレーバーはビールの味わいに大きな影響を与えるうえ、程度によっては麦汁を破棄しなければならないこともあります。
スペントグレインさんの煮沸タンクによって、このようなリスクを未然に防げているのはとても助かっていますね。

インタビュアー:では、つくばブルワリー様の今後の展望をお聞かせください。

延時様:展望としては、つくばブルワリーのビールを全国の酒販店や飲食店で広く取り扱ってもらうことです。
この大きな目標の実現に向けて第二工場を新設したという経緯もあり、今も試行錯誤を重ねながら着実に前進しています。

私自身、前職も含めると、つくば市で16~17年ほど事業を行っていたので、この地は“自分自身を成長させてくれた場所”であると感じています。
ですから、少しでも地域活性化に貢献して「恩返ししたい」という想いが強いんですよ。
このような背景があるので、地元に根差した事業運営も当然のことながら継続して行っていきます。

つくば市は、大学や国の研究・教育機関が集まる街なので、日本全国から学生や研究者がたくさん移住してくるんです。
地元のみなさんはもちろん、他県から訪れた方々にもつくばブルワリーのビールを知ってもらい、日々の疲れを癒すひとときに寄り添うことができたら最高だと思います。

そして、たとえ就職や転勤で他県へ移っても、その先々でつくばブルワリーのビールを目にすることがあれば、つくば市で過ごした時間を思い出すきっかけになると思うんです。
「あのときは大変だったけど楽しかったな」「またつくば市に行ってみたいな」と思ってもらえたら、これ以上にうれしいことはありません。
そのためにも、全国展開は確実に成功させたいですね。

インタビュアー:最後に、これから醸造所の開業を目指す方へメッセージをお願いします。

延時様:一番大切なのは、「なぜビール造りを始めようと思ったのか」「どんなビールを造りたいのか」といったご自身の想いを明確にすることです。
そのうえで、理想のビールを追い求めて挑戦しつづけることが何より重要だと思います。
あとは、事業計画をしっかりと練っておくことも同じくらい大切です。

最近はクラフトビール醸造所が増え、酒販店や飲食店など卸先も多様化しているため、全国展開を目指すなら競争は避けられません。
計画通りに事業が進むとは限らないからこそ、「どこで売るのか」「どんなビールを造るのか」を定期的に見直しながら、柔軟に軌道修正していく必要があるんです。
実際、弊社でも半年に一度は事業計画を見直し、方向性を再確認しています。
全国に広く認知され、長く愛される醸造所を目指すには、ビール造りへの情熱だけではなく、経営者としての視点と判断力も欠かせないわけです。

私自身、第二工場の立ち上げにあたっては、醸造家としてだけでなく経営者の観点からも、設備の選定にはこだわりました。
その際に頼ったのが、現役の醸造家の方が運営するスペントグレインさんです。
醸造家の熱意をきちんと汲み取ったうえで最適な設備を提案し、開業後も親身になってサポートしてくれるので本当に心強く感じています。
設備業者の選定に迷っているなら、ぜひスペントグレインさんに依頼してみてください。

醸造所の紹介

TSUKUBA BREWERY

最幸のビール造り TSUKUBA BREWERYでは最幸の一杯を追求し、ビールの個性に合わせて素材を厳選して使用しています。ひとつ一つ、真心を込めて。人と人を繋ぐビール造りを楽しんでいます。 一杯に幸せを。

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